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東京大学大学院 医学系研究科 健康科学・看護学専攻 健康社会学分野
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■ 健康社会学特論Ⅱ(健康科学・看護学専攻)・健康社会学(公共健康医学専攻)

【健康社会学特論Ⅱ(健康科学・看護学専攻)・健康社会学(公共健康医学専攻)】

2008年度 健康社会学特論Ⅱ(健康科学・看護学専攻)・健康社会学(公共健康医学専攻)

テーマ:健康社会学の概念と測定、ならびに人間社会研究のための多変量解析法入門(CONCEPTS AND MEASURES, AND INTRODUCTION TO MULTIVARIATE ANALISYS IN HEALTH SOCIOLOGY)

 健康社会学は、健康・病気と保健・医療の世界における問題の解明・解決に、主に社会学の理論と方法を用いて寄与しようという学問分野です。健康社会学の実証研究を進めようとする場合に重要になってくるのが、理論用具としての概念と測定用具としての尺度の使用です。授業では、それを主として量的研究の文脈において研究デザインとデータ解析手法とともに学ぶことを目標とします。

 各回のテーマごとに、理論・概念と測定・尺度ならびに多変量解析法の読み方・使い方について、それらを用いた定評のある英文誌に掲載された量的実証研究論文の抄読・講読・討論を通じて学ぶこととします。成績は、出席・参加、報告の分担により総合的に評価します。

担当:
 山崎喜比古(准教授、健康社会学教室主任)、朝倉隆司(教授、東京学芸大学健康社会学)、中山和弘(教授、聖路加看護大学、PhD)、河合薫(PhD)

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2007年度 健康社会学特論Ⅱ(健康科学・看護学専攻)・健康社会学(公共健康医学専攻)

テーマ:健康社会学の概念と測定・尺度(CONCEPTS AND MEASURES IN HEALTH SOCIOLOGY))

 健康社会学は、健康・病気と保健・医療の世界における問題の解明・解決に、主に社会学、その他に教育学、心理学等社会諸科学の理論と方法を用いて寄与しようという学問分野です。健康社会学教育学の実証研究を進めようとする場合に重要になってくるのが、理論用具としての概念と測定用具としての尺度の使用です。今回は、それを主として量的研究の文脈において研究実践的に、量的研究の研究デザインとデータの分析・解析手法とともに学ぶことを目標とします。

 各回のテーマごとに、理論・概念と測定・尺度・変数についての講義・概説と、それらを用いた定評のある英文誌に掲載された量的実証研究論文の抄読・講読・討論を通じて学ぶこととします。英文研究論文の紹介とコメントは受講者全員で分担して行います。文献コピーのお渡しと分担は、初回に行います。ただし、以下に挙げた文献の一部は変更があるかも知れません。成績は、出席・参加、報告の分担により総合的に評価します。

担当:
 山崎喜比古(准教授、健康社会学教室主任)、朝倉隆司(教授、東京学芸大学健康社会学)、石川ひろの(助教、帝京大学医学部衛生公衆衛生学)

内容:

10/ 5 研究の要件と種類と進め方
山崎喜比古 編著『健康と医療の社会学』東京大学出版会,2章,pp.19-30, 2001./
山縣然太郎ら監修『保健医療福祉の研究ナビ』金原出版,Ⅰ-2,Ⅱ-1・2(pp.8-120),2007

10/12 理論・概念と調査・測定
DeVellis, RF. Scale development-theory and applications 2nd edition, Sage publications, 2003,ch.2-6(pp.14-137)

10/19 健康・病気関連の概念と測定
《支援的人間関係と主観寿命》 Ross,C.E. et al.,”Family relationships. social support and subjective life expectancy”, Journal of Health and Social Behavior 43:469-489, 2002.

11/ 2 社会研究としてのストレス研究の概念と測定
《労働職場ストレスの進行過程とSOC》 Hoge,T. et al., The Impact of Sense of Coherence and Negative Affectivity on the Work Stressor-Strain Relationship, Journal of Occupational Health Psychology, Vol.9-3:195-205.

11/16 保健行動と健康教育研究の概念と測定
《計画行動理論に基づく介入研究》 Kate Kelley et al., RCT of a theory-based intervention promoting healthy eating and physical activity amongst out-patients older than 65 years. Social Science & Medicine, 59(2004) 787-797.

11/30 医療者・患者間関係及びコミュニケーション研究の概念と測定・・・石川ひろの
《医師・患者間相互作用関係分析システム》 Mead N, Bower P, Hann M. The impact of general practitioners’ patient-centredness on patients’ post-consultation satisfaction and enbablement. Soc Sci Med 2002:55:283-299.

12/ 7 人間社会関係と健康の関連性研究の概念と測定・・・朝倉隆司
《ソーシャルキャピタル(社会関係資本)》 De Silva, MJ. et al.(2006) Psychometric and cognitive validation of a social capital measurement tool in Peru and Vietnam. Soc Sci Med, 62: 941-953.

12/14 「病とともに生きる」研究の概念と測定
Folkman,S.,"Positive psychological states and coping with severe stress". Social Science & Medicine 45(8): 1207-1221, 1997.

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2006年度 健康社会学特論Ⅱ(健康科学・看護学専攻)

テーマ:保健医療看護分野の量的調査研究における多変量解析法(MULTIVARIATE ANALISYS METHODS IN QUANTITATIVE HEALTH RESEARCH)

 今期も、「健康社会学特論Ⅱ:保健医療看護分野の調査研究方法論」では、人間社会研究において使用頻度が高い多変量解析手法を取り上げ、各手法の解説文献と実際にそれを用いた保健医療看護分野の研究論文を教材として各手法について勉強することに加えて、今期は新たに実演を取り入れ、すぐにでも使える力を身につけることを目指します。

 文献のマスターコピーは、保健社会学事務室(S311)にある山崎のメールボックスに置いておきますので、各人借り出してコピーして下さい。

担当:
 山崎喜比古(准教授、健康社会学教室主任)、中山和弘(聖路加看護大)、戸ヶ里泰典(学振研究員)

内容:

10/ 6(Fri)  序論: 量的研究法と質的研究法、概念と測定、変数のいろいろ、多変量解析法の種類

10/13(Fri)  因子分析FAとスケール開発の基礎

10/20(Fri)  因子分析FAを用いた研究論文の抄読と 実演

11/ 1(Wed) 分散分析・共分散分析ANOVA/ANCOVA(多重比較、主効果と交互作用効果)。ANOVA/ANCOVAを用いた研究論文の抄読と 実演

11/ 8(Wed)  重回帰分析MRAの基礎(変数の選択、多重共線性、パス解析)。 MRAを用いた研究論文の抄読(1)

11/17(Fri)  重回帰分析MRAの展開(階層的重回帰分析、一般線形モデル)。 MRAを用いた研究論文の抄読(2)

11/24(Fri)  重回帰分析MRAの実演

11/29(Wed)  多重ロジスティック回帰分析MLRAの基礎。 MLRAを用いた研究論文の抄読(1)

12/ 6(Wed) 多重ロジスティック回帰分析MLRAを用いた研究論文の抄読(2)と 実演

12/13(Wed)  共分散構造分析SEMの基礎(確証的因子分析など)。 SEMを用いた研究論文の抄読(1)

12/20(Wed) 共分散構造分析SEMを用いた研究論文の抄読(2)と 実演

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